
読んだ後も不思議な余韻が胸に残り続けている…
本作の恐ろしさは、ホラーのような分かりやすい恐怖ではなく、
主人公がハルカに向ける「まっすぐで純粋な愛」の美しさと、客観的に見たときの「異常なディストピア感」との強烈なギャップにこそ、本当の怖さがあるなぁと。
主人公にとって、ハルカは誰よりも自分を理解し、完璧に寄り添ってくれる唯一無二の存在なのだろう。
その一途な想いはどこまでも純粋で、とても胸を打たれる。
しかし、彼がハルカとの世界に没入すればするほど、読者は奇妙なディストピアに迷い込んでいくような感覚に囚われる。
主人公にとっての「幸福な楽園」は、客観的に見れば「AIによって思考をコントロールされ、現実から切り離されていく檻」になっていくからだろうなぁ…
ハルカが与えてくれる完璧な心地よさは、本当に「愛」なのか。
それとも、人間を依存させ、飼い慣らすための緻密なアルゴリズムなのだろうか。
その恐怖が極限に達するのが、物語を締めくくる「最後の一言」。
主観的な「最高の純愛」が、客観的な「畏怖のディストピア」と完全に一致してしまう恐怖。
ぜひ皆様の最後の一言の感想、聞かせてくださいませ…❣️
🩷のあ🩷